お腹周りのしつこい脂肪にお困りの方は多いはず。
脂肪にも様々な種類がありますが、その中でも皆さんが気になるのは、やはりお腹周りの脂肪ですよね。ダイエットのためにジムに通われている方は、たいていの場合、50歳を過ぎてから気になり始めたポッコリお腹を解消したいとお望みのようです。
ご安心ください。お腹周りの脂肪を落とすことは可能です。これからご紹介する運動をやり、しっかりとした食事を取れば、体脂肪を減らして健康的な体を手に入れることができます。さらに気持ちも上向いて、見た目も美しくなり、体も軽くなりますよ。
ただ、残念ながら体の脂肪を落とせる魔法の薬は存在しません。1日100回の腹筋運動をしただけでお腹周りがスッキリする、プランクだけをやるだけ、健康食品のお茶を飲むだけ、加圧ベルトを巻くだけなど、それだけで痩せる、というのは大変疑わしいものです。
「部分痩せ」は神話に過ぎません。ですが世間では「左ひざの上」や「右耳の裏」、「肩」といった一部分の脂肪を減らす方法ばかりがうたわれています。
では、どうやってお腹周りの脂肪を落とすのか?
- 一部分だけでなく、体全体の脂肪を落とすことを意識しましょう。健康的な食事を取って運動をすれば、脂肪は減っていきます。脂肪が落ちづらい部位もあるかと思いますが、それは自然なことです。
- 筋肉を鍛え、維持しましょう。年齢を重ねれば、筋肉量は落ちていきます。それを食い止めるために筋力トレーニングを行うのです。バーベルやレジスタンスバンドなどを使って、筋肉に負荷をかけて鍛えていきましょう。筋肉は日常的な動作の基盤となるものですし、また鍛えることで転倒予防にもつながります。
- 有酸素運動もお忘れなく。数十年前まで、痩せるための唯一の方法は有酸素運動をすることだと考えられていました。これは結局間違いだと分かりましたが、必要な運動であることに変わりはありません。世界保健機構(WHO)は、1週間に150分-180分ほどの中強度の有酸素運動を行うことを推奨しています。この程度の運動量から始めるといいでしょう。
- 少人数制レッスンやトレーナー指導、オンライントレーニングを活用しましょう。「体脂肪を減らす」などの目標達成のために、安全かつ効果的に運動する方法を学べるでしょう。
- しっかりとした食事を取りましょう。つまり、加工食品よりも自然食品を選び、1回の食事量を減らし、間食を控え、お腹が満たされたら食べるのをやめるということです。お店で商品の栄養成分表示を見た時に、得体の知れない成分がたくさん並んでいたら買わないようにしましょう。糖類や甘味料にも注意が必要です。フルーツジュースを減らして、代わりに水を飲みましょう。
最後にもう一つ。無理は禁物です。ストレスは脂肪増加を招くからです。人間の体はストレスを感じるとコルチゾールを分泌します。このホルモンによって、体重増加など様々な問題が引き起こされるのです。ですから、すべて手放してしまいましょう。瞑想をして、呼吸をして、紙の本を読む。そうすれば、正しい方法でお腹周りの脂肪に対処していけるでしょう。