今日は椎間板ヘルニアに関してお伝えします。
ヘルニアという言葉は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか？ 腰痛と結びつく方も多いと思います。
「ヘルニア」の語源はラテン語であり、もともと「突き出た臓器」という意味です。鼠径ヘルニアなども腹腔から腸が飛び出した状態です。今回は腰椎（腰の骨）椎間板ヘルニアを中心にお伝えします。
ヒトのカラダには脊柱（背骨）という骨が存在します。全部で24個の椎体があり、上から頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個で、椎体が積み木のように重なって成り立っています。椎体と椎体の間には緩衝材となるクッションがあり、そのクッションのことを椎間板と言います。
そもそも椎間板ヘルニアとはどういった症状でしょうか？
椎体と椎体の間にある椎間板の髄核が突出し、神経や骨髄などを圧迫する疾患です。姿勢不良や動作不良によって、腰椎（腰の骨）に丸めるようなストレスを加え続けることで徐々に症状が出てくることが考えられます。
腰痛や下半身の痺れを感じた場合は、速やかに医療機関に受診しましょう。ドクターから診断して貰い、保存療法や手術療法、禁忌や運動許可等の指示を明確にしてもらうことが重要です。
椎間板ヘルニアにならないためには、背骨の動きに偏りをなくすことが大切です。
例えばデスクワークの姿勢は猫背になっていることがほとんどです。猫背になり背骨が丸まり、股関節はずっと曲げた姿勢になります。その姿勢の時間が長ければ長いほど、ヘルニアになる可能性も上がります。
腰が丸まってしまう原因は腰椎（腰の骨）の隣にある胸椎（胸の骨）や股関節の動きが低下してしまうことで起こりうることもあります。
その隣にある関節の動きを良くしておくことがヘルニアの予防になります。今回は最後に股関節のストレッチとエクササイズをご紹介したいと思います。
【ダイナミックストレッチ ヒップフレックス】
★太ももの後ろのストレッチ
★30秒間×1セット
【オーバーヘッド グッドモーニング】
★全身の運動
★10回×2セット
